第二の脳ってどこでしょうか??
2024年03月23日
さて質問です!!
Q:ふくらはぎは第二の心臓と言われますが、
「第二の脳」とはどこを指すでしょうか??
答えは「腸」です。
クラゲやウニ、イソギンチャクなどは、脳がないのに腸はあります。
この世の中で、脳がなくても「腸」のない生物は存在しません。
進化の過程で一番先に発生するのが「腸」、そのあとに消化管など、最後に脳が形成されるからです。
腸は脳よりも先にできるため、生命の起源とも言われるんです。
そして、身体の機能は脳が支配しているように思われがちですが、腸には神経細胞が約1億個もあるので、食べた内容物を送るため、自ら蠕動(ぜんどう)運動で働いてくれているのです。
腸には消化、吸収、排泄、そして免疫の4つの役割があることが知られていますが、近年ではらにもう1つ、重要な働きがあることが分かってきました。それが、脳との連携=脳腸相関です。
脳の表面(大脳皮質)にはおおよそ150億の神経細胞があり、腸には約1億個。
体の中で2番目の多さです。
さらに腸は脳と約2000本の神経線維でつながっていて、緊密に連携しています。こうしたことから、腸は「第2の脳(セカンド・ブレイン)」と呼ばれるようになりました。
また、幸せホルモンの「セロトニン」も腸で作られています。
腸内環境が良いと幸せを感じることが多くなり、環境が悪化するとイライラ・くよくよといった精神不安定な状態につながります。
腸に病気があるわけではないのに、緊張や不安・ストレスが原因で腹痛や下痢・便秘を繰り返すこともあります。
こういったことから、腸内環境を整えることが何よりも大切ということがわかりますね。
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